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〜90%の人が損してる!?〜賃貸物件を借りる際の無駄な引越し費用について解説! 【ビルマフィアちゃんの引越し相談所 ①礼金って本当に必要?】

賃貸交渉術
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ビルマフィアちゃんの引越し相談所 ①礼金って本当に必要?

こんばんは、ビルマフィアちゃんです!

新生活に向けての季節柄かもしれませんが、最近知り合いや友人から、既に〇〇に賃貸物件を決めた話だったり、契約期間が近づいているのでこれから引っ越しをする話を聞く機会が増えました。

自己紹介にも書いているのですが、実はビルマフィアちゃんは宅地建物取引士(俗に言う宅建士)の国家資格を持っており、

大手不動産会社で主に商業用不動産の仲介や売買業務に日々携わっております。

そんなビルマフィアちゃんだからこそ、知り合いや友人に引越しでどれくらいの費用がかかったの?と突っ込んだ質問をすると、

ほぼ90%の人が不動産会社に対して、私からすれば必要のない無駄な費用を支払っている(払う予定だ)という反応が返ってきます。

更に言うと、それら全ての費用が絶対に支払わなければならないものである、ともはや疑問を全く抱かずに考えているケースがほとんどです。

お金持ち大富豪の方でであれば気にしなくて良いかもしれませんが、

一般の大学生やサラリーマンにとって数万円〜数十万円の費用は、日々の生活に関わる大事なお金であると思います。

1円でも無駄な費用を支払わないようにするために、、悪質な不動産会社に騙されないために、、、

皆さんの生活の少しでも足しになるよう、賃貸物件を借りる際の無駄な費用について1つずつ解説をしていきたいと思います!

第一弾として、「礼金」についてです!

①礼金とは

「礼金」とは、新しいマンションやアパートなどに入居するタイミングで、不動産会社に払うお金であり、よく耳にする、「敷金」「仲介手数料」とは、全く別物であることをまずここでご理解下さい。

よく不動産会社の広告で礼金1ヶ月(税別)、2ヶ月(税別)、なんて表記のあるように、月額賃料の1ヶ月分、2ヶ月分と表記されることがほとんどです。

先に結論から申し上げますと、「礼金」については基本的に払う必要がない費用の1つです。

いきなりでビックリされた方が多いかもしれませんが、「敷金」「仲介手数料」と分けてこの費用について考えていきたいと思います。

敷金一般的に入居時に仲介会社に支払う預り金、担保金のようなもの。
万が一入居者からの賃料の支払いが滞った際に最終的にこちらから補填が可能であるため、大家からすると万が一の際に備えるリスク回避金のようなものです。
普通あればで退去時に一部、または全額返してもらえるお金ですが、、、原状回復費用などとして法外に減額されたり、酷い時には騙されて1円も戻ってこない、なんてことがあります。かなり揉める原因の1つです。
※別テーマで詳しく解説いたします!
礼金一般的に入居時に仲介会社に支払う大家さんへのお礼金、謝礼金のようなもの。
敷金と性質が異なり、払っても1円たりとも戻ってきません
仲介手数料一般的に入居時に仲介会社に支払う、手数料のようなもの。
宅建業法という法律で居住用の賃貸物件を借りる場合、1つの取引において、月額賃料1ヶ月分以上の費用の支払いは法律で禁止されています。
その為不動産業界では必ずではないのですが、1ヶ月分の手数料が慣習で発生することが基本的です。
取引全体で仲介会社が2社出てくることも中にはあるのですが、その場合2ヶ月分になる、なんてことはありません。あくまでも1取引で1ヶ月分が上限です。
さらに重要なポイントですが、基本的に住みたい人(借り手)に請求できる仲介手数料の上限は、0.5ヶ月分までとなります。

ビルマフィアちゃん的に最低で、敷金はせめて1ヶ月、仲介手数料は物件探しを含めて仲介会社に一括してお願いをしたら0.5ヶ月分以下を支払う、ことは必要経費としてしょうがないと考えています。

ですが、この礼金については先に結論を述べている通り、基本的には不要です。

実務に携わている身からすると、悪質な場合この礼金については大家さんに支払われてなかったり、

礼金が大家から不動産会社にそのまま入っているケース、もしくは大家から別の仲介会社や管理会社にそのまま支払われているケースなどがほとんどです。

業界では一度大家に渡った礼金の費用が仲介会社や管理会社に戻っていることを、「礼金バック」と呼んだりすることがあります。からくりとして、不動産会社が1つの取引を成約させた際、大家から不動産会社に1ヶ月分相当かそれ以上の報酬が支払われていることがほとんどだったりするので、その費用の捻出先として、形式的に礼金が設定されることが多いです。

あれ?待てよ。仲介会社には法律で定められている上限のある手数料を支払っているぞ!と勘付いた方は多いと思います。

なぜ礼金と仲介手数料を区別するように見せかけているかと言うと、

仲介手数料という名前を使用してしまうと前述の通り法律に引っかかってしまうからです。

一度大家に礼金として振り込まれたお金を、

仲介手数料とは別に、広告料などとして大家から不動産会社に振り込みをさせる。

こうやってうまくやっているんです。

不動産会社からすれば、仲介手数料と礼金分の費用を両方手に入れたら2倍ハッピーですからね!

ですので、この礼金は無くす方向で交渉を進めていきましょう。

実際に私は先にご紹介の通り、商業用不動産の仲介や売買業務に携わるあたり、クライアントも当然のごとくプロですので、礼金1ヶ月分の経費の話をしようものなら、仲介手数料払うんだから、礼金なんて1円も払わん!と言われる事がほとんどです。

実際にそれで何度も叱責されたことがあります(涙)

プロの世界の不動産取引でそうなのですから、一般の世界のマンションやアパートの取引でも強気でいていいと思います。もちろん言い方もありますが。

それでも、ピッカピカの新築や超人気の優良物件がどうしてもいい!そこにしか住みたくない!!

という人は1ヶ月でも2ヶ月でも礼金を支払えばいいと思います。一般の中古物件では削れる費用ですので、是非参考として下さい。

礼金を減らすために行うことは?

礼金以外にも共通して言えることですが、

引っ越しをする際は以下の点に注意する必要があります。

  1. 1つの不動産会社だけを頼りにして、その会社だけで即断即決をしない。
  2. 相場を知って挑む。しっかりと調べて交渉をする
  3. 怪しい不動産会社だと思ったらすぐに関わらないようにする、その分の時間的猶予を持つ

結局この3点になるかなと思います。どの賃貸物件も多くの不動産会社が同じ物件を取り扱っていて、不動産会社によって経費の設定(敷金、礼金、仲介手数料)は異なります。

気に入った物件を見つけたり、見つかった後は数社の不動産会社を訪れて、費用を確認するようにしましょう。最近では礼金は全て0円だったり、仲介手数料を取らない良い会社もよく見かけたりします。

大きな買い物であることをしっかり認識して、時間的な猶予をもって、余裕を持った行動を心がけるようにしましょう!

日々の100円、200円の割引や食費を倹約するのと同様に、正しい最低限の知識を持ち、交渉ができるように、これからも有益な情報をお送りしていきます!

本日もご覧いただきありがとうございました!

ではまた!

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